「お嬢様、朝ですよ起きてください。学校は辞めても、生活リズムを崩すのは良くありませんよ」 「んー…あと5時間…」 「絶対ダメです。ちゃんと起きたら、クッキーを焼いて差し上げますよ」 そう言い残して晴馬は部屋を出た。クッキー…?そう言われては起きない訳にはいかない。 重たい身体を起こして部屋を出る。階段を降りてぐるーっと家を見回す。 この屋敷に2人しかいないのは、とてつもなく広く感じた。 とても…寂しく思えた。