【高橋の話】
長い長い高橋のお話。
僕が高橋に電話をかけ、久々の会話を楽しんだ翌日のこと。
彼は高校時代の懐かしい想い出を胸に抱えたまま、幾人かの同級生と連絡をとったらしい。
それには、あの竹内さん、僕らが恋い焦がれた同級生の連絡先を知りたいという目的もあったようだ。彼は結局、竹内さんの連絡先を得ることはできた。
のちほど僕は高橋から竹内さんのその後を聞くことになるのだが、その前に幾人かの同級生の話を聞くことになった。
それでは高橋がファストフード店で語ったそんな同級生のお話。
高橋がまず最初に電話をしたのは水島だった。
水島は高橋と小学校の頃から同級生で、僕も時々話したことはあったし三人で遊びに行ったこともあった。
お互いの近況話もそこそこに、彼は高橋に、ホロホロらーめんって知ってるかと尋ねてきたらしい。
そして高橋は僕にもそれを尋ねてきたが、僕はそんな名前のラーメンにはお目にかかったことはなかった。
高橋も同じだったようで、逆に水島に尋ねたらしい。
水島は、そうだよなぁ…知らないよなぁ…と言い、二年前くらいにそのホロホロらーめんという言葉を聞いて以来ずっと気になっているのだと話した。
水島が言うには富山県にあるラーメン店にそんなメニューがあるらしいのだ。
高橋は一緒に富山に確かめに行かないか?と誘われたとのこと。
ラーメンがさほど好きではない高橋は水島の誘いを丁重にお断りし、電話を切ったらしい。
これが水島のお話。おしまい。
長い長い高橋のお話。
僕が高橋に電話をかけ、久々の会話を楽しんだ翌日のこと。
彼は高校時代の懐かしい想い出を胸に抱えたまま、幾人かの同級生と連絡をとったらしい。
それには、あの竹内さん、僕らが恋い焦がれた同級生の連絡先を知りたいという目的もあったようだ。彼は結局、竹内さんの連絡先を得ることはできた。
のちほど僕は高橋から竹内さんのその後を聞くことになるのだが、その前に幾人かの同級生の話を聞くことになった。
それでは高橋がファストフード店で語ったそんな同級生のお話。
高橋がまず最初に電話をしたのは水島だった。
水島は高橋と小学校の頃から同級生で、僕も時々話したことはあったし三人で遊びに行ったこともあった。
お互いの近況話もそこそこに、彼は高橋に、ホロホロらーめんって知ってるかと尋ねてきたらしい。
そして高橋は僕にもそれを尋ねてきたが、僕はそんな名前のラーメンにはお目にかかったことはなかった。
高橋も同じだったようで、逆に水島に尋ねたらしい。
水島は、そうだよなぁ…知らないよなぁ…と言い、二年前くらいにそのホロホロらーめんという言葉を聞いて以来ずっと気になっているのだと話した。
水島が言うには富山県にあるラーメン店にそんなメニューがあるらしいのだ。
高橋は一緒に富山に確かめに行かないか?と誘われたとのこと。
ラーメンがさほど好きではない高橋は水島の誘いを丁重にお断りし、電話を切ったらしい。
これが水島のお話。おしまい。
