僕のことが気にいらない?
それはそれで構わないのです。
本当ですよ?
気に入らないのであれば、それで結構です。

もちろんあなたの立場上、そうするのが一般的であり、普通だと考えるのは当然かもしれません。

ただそこには大きなリスクもあるのですよ?
それを分かっていただきたいのです。

人間はとても大きな可能性を秘めています。
それはやがて綺麗な花を咲かせるために、じっと機会を伺ってる種子のようなものかもしれません。

種子はやがて芽を出し、根を張り、そして花を咲かせるという目的を果たそうとするでしょう。
あるものは、どんなに粗悪な環境でも目的を果たすことができるでしょう。
でも大抵の種子はそうではないのです。
周りの助けが必要なのです。
水、太陽の光、土からの養分…。
それらに助けられて、彼らは美しい花を咲かせるのです。

僕たちの持っている可能性も同じく、自分一人の力ではそれを開花させることは非常に困難でしょう。
一人一人の可能性は確かに無限のようなものですが、同時に一人一人の力は非常に小さなものだと思うのです。
私たちは誰かを支え、そして誰かに支えられることによって生活しています。
そうすることで僕らは綺麗な花を咲かせるのだと思っています。

今、僕には大切な人がいて、その人が美しい花を咲かせることを望んでいます。
そのために僕は彼女を支えてあげたいと思っています。
でもご存じのように、おかげさまで今の僕は思うように彼女の支えになれてはいないように思えます。