ハッピーエンド

美和子さん。



その言葉は、僕の心にじんわりと染みていく。



彼女の側に行くことで、彼女がどうしてみんなの前ではしっかりものキャラで居られるのか。



その理由も、僕は同時に分かってしまった。



美和子。



彼女を唯一そう呼ぶ。



彼女の側にはいつも―――………。





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回想終了。



久しぶりに懐かしい思い出に浸ってしまった。



最後に余計なものまで思い出したが、元より忘れたときなど一時たりとも無かったから、気にしない気にしない。