オレンジ



【翔side】



『あああッ!翼いったいどこ行ってんだよ…』



俺はあちらこちらを探し回って家の近くまでくると…




「きゃはははッ!優先輩それはないですよッ!」



「だろッ!俺もびっくりしてさぁッ」




この声



…優と…翼ッ!?



『つばさッ!!』


俺は曲がり角を曲がると声がするホウに声をあげた


「ぇッ!?…翔…!?」


そこには俺の姿に驚いた翼と優がいた



「あっ!翔わりぃ!連絡入れるの忘れてたよ」




グイッ…



「ぇッ!?ちょっと翔!?痛いよ…優先輩ゎざゎざ送ってくれたんだよ」




『…黙れッ!』


「おいっ!翔!そんなに怒るなよ!翼ちゃんはな『お前は黙ってろよ!』」



思わず優にあたってしまった


「…翼チャンまたね!翔!明日話そうな…じゃッ!」


優は笑顔でそぅ言うと俺達に背を向けて帰って行った


『…わかった。またなッ…』



優は多分うすうす気付いてるんだと思う…




俺の気持ちに




ごめんな




優…