だから、百合にはこの経験がこれからきっといい方向に向くって感じる。 「元気出せよ。これからこれから。」 あたしは親指をたててグッドの形にした。 「そうだね。」 百合はそう言いながら同じポーズでタッチしてきた。 「いえい!」 二人で叫んだ。