「にしてもおしかったねえ。この前の大会は。」 寝転びながら百合が言い出した。 「そーですなー。」 あたしも寝転びながら答えた。 「あたしがとってれば…。くっそぉ!」 百合はくやしそうな顔でジャージのスボンを握りしめた。