「あなた 偏差値はそこそこいいのだから…」



すると少女は立ち上がり担任の言葉を遮った。



「私はどうしても柊女にいきたいんです!!」



”冗談じゃない…


あれだけ睡眠時間、遊びに行く時間、



を割いて勉強したのに…



簡単に諦めるなんて…



それに あの人 との約束を破るわけには…”



少女は自分のスカートを強く握りしめた。



担任は驚いた顔していた。



そしてため息をもうひとつ…



「しょうがないわ…



偏差値は柊女に達しているし…



あなたの熱意に負けたわ…



合格できる自身があるなら


 
受けなさい。」



いつも厳しい担任の口調が和らぎ



微笑んだ。