あたしでいいの?

『え?

双子って名前、一緒でいいの?』


『は?俺と楓は違う名前じゃん。』



『え?』

『おれは斎藤颯。

んで弟は斎藤楓。』




あれ?


聞くと全然違うな…


んなはずない。



『だって…楓君と名札は一緒だったもん。

あたし見たし!!』



『あー…

初めてみたひとはそういうよな…

んじゃ…ちょっと見ろ…』

そういって

あいつは机にあったノートを開き何かを書いた。