オレンジ色【短編】




後ろから憎たらしい
声が聞こえてきたと
同時にあたしの視界に
入ってきた翔。



「あんたに言われたくない!」



「俺、不細工じゃないしー。」


「あたしだって
不細工じゃありませんー!」


「自分の顔をちゃんと
鏡で見ろって」


「むかつく!」