オレンジ色【短編】



『そうだよ(笑)
翔の好きな人は?』


冗談風に言ってみたけど
あたしは本気だ。

少ししてから
返事が来た。


『ごめんなー。って
まぢかよ!


俺は年上の奴。』



これを見た途端、
返信をしたくなくなった。
あたしは友達が言った、

【翔はあんたのことが
きっと好きだよ。】


の言葉に
浮かれていたのかもしれない。

だからこそ
ショックは大きかった。