「おい、ばか。
そこの消しゴムとって。」

「はぁ?それって
あたしのこと?
ばかじゃないし!」


「自分で
自覚してんじゃん。」




あたしの斜め後ろの
席に座る彼、
豊川翔。

毎日のように、
「ばか」とか
「でぶ」とか言って
罵ってくる。