「もう、転ばないように、ほら。」 『…ありがとう//』 タクマの腕から逃れると、そう言われた タクマが顔を赤くさせて言うんだから、私だって恥ずかしくなるのは当然 それも……… 水族館っていう、公共の施設で、抱き締められる なんて思っても見なかった さっき、タクマとの密着を思い出して ボンッと、また熱が上がってくるのがわかる 繋がれたタクマの手は、温かくて…… 心地好かった