期間限定な同棲【完】





「ほら、行くから。」




え?



何これ?




不意にタクマから差し出された手は、




手を繋ぐってことでいいのかな?




そんなことを思っていると…




『キャッ!』




休日だから、水族館が混んでいるのは当たり前で、




同じ場所に突っ立っていたら、誰かにぶつかるのも当然……





なんて、のんきに考えている場合じゃない!




痛みが襲ってくるし、服は汚れるし………




最悪なことしか想像できない