期間限定な同棲【完】






「次は、○○駅です。………」



そんなアナウンスが流れて、自分達が降りる駅だと気が付く




扉がプシューっと開けば、ぎゅっとサユリに手を握られ……



向かうは、扉の外側だった




『またね、ショウ。後ショウの友達の皆さん。』



流石に、さようなら。の一言は言わなくちゃいけないだろ。



ということで、そう言った



その時………



本当にちょっとだけだけど、ショウが笑った気がした



気がした。だから、本当は笑ってなんか、いなかったかもしれない




だけど、少し胸がホッとした感じがした





だって、さっきのショウの態度が気になっていたから



嫌われちゃったんじゃないかって……