『私はお弁当持っていくんだけど、今日作りすぎちゃってね。』



少し苦笑いをすれば、ショウは笑顔を向けていて




「俺も弁当派。」




私が何を言いたいかわかっていたのか



いつも私が使っているお弁当の隣にある、少し大きいお弁当箱をひょいと持ち上げて




「俺の昼飯にするから。」


と言った。



朝ごはんも食べ終わり、空になった食器を洗っている頃




「アユミって、何時に家出てく?」



時計に目を会わせて



『8時30分だよ。』



そう言った後、あと30分ゆっくりできるな。なんて思ってた