「じぁさ、ハンバーグ食べよっか。
冷めちゃうと、勿体ないし。」
ショウと私の前にある、私が作ったハンバーグ
ショウとこんな話しになる前に用意したはず、なんだけど
まだ綺麗な形のまま、放置されていた
『ショウの新しい家って、どこら辺にあるの?』
「アユミの大学の近くだったと思う。」
『そうなんだ、今度ショウの家に行っていい?』
「俺もこの家にまた、来るから。」
もう、私は弱気になんてならないし
ショウと離れるのは、悲しいけど泣いたりは絶対にしない
距離は離れてしまっても、ショウとの心の距離は離れないと思うから

