ちゃんとタクマに話すって決めたから、これはいい機会
だけど、タクマは何を私に対して言ってくるんだろう?
やっぱり………
「ほらほら、チャイムなったから。
行ってちゃんと話すんでしょ?」
『うん、そうだね。』
私の中で、黒いものがぐるぐると回っていたときに
サユリにそう言われた。
そうだ、タクマが私にちゃんとした話があるし
私にだって、タクマにちゃんとした話があるんだ
「私は、どんな結果になってもアユミの味方だからね。」
『ありがとう。』
そう言って、いつも背中を押してくれるサユリに感謝して
屋上から出た

