正直、自分の怪我のことで精一杯で柳君のことは忘れていた。 珍しいね、柳君どうしたの? 私が聞くと、 野球見に行かない? と柳君は答えた。 私は夕が何か言ったなと思いつつも、気分転換になるかもしれないと 思い、柳君の誘いにうなずいた。