そういえば腹減ったな。
みんなは昼飯食ったのだろうか。
「おい、お前ら飯食ったか?」
「あ、そういや食べてないね」
「確かに。お腹減った〜」
「じゃあなんか食おうぜ」
何か、と言われると思いつかない。
冷蔵庫を開けると、飲み物以外何もない。
「うっわ…何もねーじゃん。買いに行く必要があるな。」
いきなり後ろから声がした。
振り向くと、…誰だっけ。
「陸斗だより、く、と!!忘れんなよ!」
「エスパーか!」
「陸斗だっつってんだろがぁ!!」
くだらない話をして、とりあえず打ち解けたとこで。
買い出しにでることになった。
「私もついてく!!道端で恭ちゃんが襲われたらたまったもんじゃないし!」
なんだその理由は…。
30過ぎのおっさんを襲うやつなんかいないだろうに。
むしろこよりのほうが危ないんじゃね?
「んじゃ、行ってくるから、留守番頼むぞ」

