三十路越えっ!?




「あの…望月こより、さん?」



「そうだけど…誰?」




「あ、あぁ、隣に越してきた佐藤恭司です。」



つーか、何で年下に敬語つかってんだ俺。なんでこの子タメ口なんだ?


「へー。立ち話もなんだし、下のカフェで話そうよ」




カフェなんてあったんだ。
ま、こんだけデカければあってもおかしくないか…





―――――――――――…




「俺は君のお父さんの会社に勤めてまして…」



「あ、敬語やめてよ。私が疲れるし。…もしかして親父のせいで引っ越しを?アイツ気まぐれで人使い荒いから…」



やっと敬語から解放された…


つーか、オヤジ?アイツ?
スゴいフリーダムな親子だな…



「ま、隣どおし仲良くしよーね、恭司さん」


「おう、よろしくな、こよりちゃん」