「で?」
呆れた顔で時雨を見上げると、時雨の視線は教室の扉の方に向いていた。
廊下から教室に入ってきたのは、あの小柄なおせっかい者だ。
「おい、時雨!!んで、何なんだよ?」
「あぁ、、んでな、それ空羽ちゃんも一緒にしようと思って!!」
空羽を見たまま言う時雨は、こっちを少しも見ないでずっと空羽を見ている。
まじかよ…。
正直、動揺している自分がいた。
実は、まだ時雨に空羽のことをちゃんと話していない。
何となく話しづらくて、適当に流してきていたからだ。
時雨はどんどん本気になっていってしまう…
でも、俺は2人をくっつけたくなかった。
時雨にはずっと花音を見てて欲しいから。
花音だけを想い続けて欲しいから…。
だから、空羽にそんな目を向けて欲しくなかった。
そんな風に空羽を見つめんな。
時雨と同じように空羽の方を見ると、下に向いてる顔、少し虚ろな目、明らかにいつもと違う表情だった。
もしかして、さっきのことで…?
その表情は、さっき俺を心配してきた時と全く同じ表情だった。
何で─…?
これは俺のことなのに…
何で、お前が俺の為にそこまで悩むの?
俺には考えられない。
あり得ない、、、
何も知らないのに…どうして…?
呆れた顔で時雨を見上げると、時雨の視線は教室の扉の方に向いていた。
廊下から教室に入ってきたのは、あの小柄なおせっかい者だ。
「おい、時雨!!んで、何なんだよ?」
「あぁ、、んでな、それ空羽ちゃんも一緒にしようと思って!!」
空羽を見たまま言う時雨は、こっちを少しも見ないでずっと空羽を見ている。
まじかよ…。
正直、動揺している自分がいた。
実は、まだ時雨に空羽のことをちゃんと話していない。
何となく話しづらくて、適当に流してきていたからだ。
時雨はどんどん本気になっていってしまう…
でも、俺は2人をくっつけたくなかった。
時雨にはずっと花音を見てて欲しいから。
花音だけを想い続けて欲しいから…。
だから、空羽にそんな目を向けて欲しくなかった。
そんな風に空羽を見つめんな。
時雨と同じように空羽の方を見ると、下に向いてる顔、少し虚ろな目、明らかにいつもと違う表情だった。
もしかして、さっきのことで…?
その表情は、さっき俺を心配してきた時と全く同じ表情だった。
何で─…?
これは俺のことなのに…
何で、お前が俺の為にそこまで悩むの?
俺には考えられない。
あり得ない、、、
何も知らないのに…どうして…?

