西園寺さんと俺の間に愛希姫、という形で教室まで歩いていく。 「おい、愛希姫さんだぞ!」 「今日も可愛いなぁ…」 「ダンスパーティー、一緒に出てぇ」 そんな呟きが聞こえる度、西園寺さんが物凄い形相で睨んでいる。 「「ひっ…!」」 という短い悲鳴が返ってくるのは言うまでもない… お陰で何事もなく教室に着いたのも事実だが…。