社長の溺愛




翼は俺の変化によく気がつくようだ

もちろん『翼のことを考えてたんだよ』なんて言えるわけなくて


「なんでもないよ」


と言って笑顔を向けた


「そう…」


腑に落ちないといった呟きをするが、俺の笑顔に納得したのか制服に着替えにいった


翼の制服姿はとても良いが、たまに最近はスカートの短さが気になって仕方ない


綺麗な脚をあまり出さないでほしいと思う…



が、そんな願いはあっさりと打ち砕かれる


ミニスカートの翼がキッチンに来た


今時にしてはまだ長いほうなのかもしれないが、膝上10センチ以上なんて止めてほしい


馬鹿な男共から護るために登下校は車でさせてるが、さすがに校内事情まではしらない


翼はあまり学校のことを話さないからな


「「いただきます」」


今日も二人そろって朝ごはん


マイペースにゆっくり食べる翼を見てるだけでもご飯が進む