すぐに反応すると甘い声につられるように運転席に顔を覗かせる
「これからの二人の約束、翼は守れるか？」
綺麗な髪を撫でながら耳に直接注ぐように語りかける
「うん、守れる！…だから…」
「怒らないって、そのかわりにここにチューして」
「ちゅう？……慎の唇に…？」
「あぁ、これからは何か失敗したらちゅうをすること。これが約束だよ」
ふーん……と言っている翼だが意味はまったくわかってないだろうな…
とりあえず、俺は翼からのちゅうを堪能すべくしやすいように顔を近づける
「翼からするんだよ」
「うん……」
かなりの至近距離での会話を終えると自然と目が閉じていく
ゆっくりと時間が流れているように
柔らかい唇が俺のに重なる
