社長の溺愛




「…………?」



ワンピースも脱いだはずなのにおかしいな…



額に浮かぶ汗を拭いてやると息苦しさも少しは軽減したよう…



「何がイヤなのかわかる?」



傍らに膝をついて目線を合わせると、翼は小さく頷く



そしてまたもや爆弾を投げてきた




「うん……たぶんこれ…」




そう言って彼女はブラジャーのホックを弱い力で引っ張った




え………




ちょ…え…マジかよ……




男としての限界を感じ始めているよ、俺は




「これがイヤ……っ」




無理矢理外そうとして肌に引っ掻いた痕がついてしまった



「肌に傷がついちゃうだろ?」


咎めるように怒るとシュンとして謝る



「ごめんなさい…」