寝室に氷枕や冷却シート、その他の用具を持っていく ベッドには寝苦しそうに瞳を潤ませた仔猫が横たわっている 「慎……」 熱籠った声に微笑みを返すと、安心したのか少し表情が和らいだ気がする 氷枕を小さい頭の下にいれ、冷却シートを替える 「慎……服がイヤ…」 「服がイヤ?」 どういうことだ…? 心底イヤそうに眉に皺を作った すっと目線を翼の着てる服に合わせる 薄いピンクの可愛らしいワンピース… がイヤらしいほどに身体に張り付いている そういうことか……