《で?預けんのか預けないのか?》 幸弘が馬鹿さながらに去っていった後、一件の着信が入った その相手はなんとも優しそうな声をした秋也だった 電話にでると早々に質問を投げ掛けられた 《……預けさせていただきます》 《わかった、じゃあ金曜日に向かいに行くから》 《あ…あぁ、わかった》 《おう、じゃあ…《待て待て!》 ものの数秒で終わりそうだった電話を慌てて止める 《あ?なんだよ…?》 なんだよって… お前がなんだよ…! 《秋也…お前なんかあったのか…?》 《…………いや…》 絶対あるな…