社長の溺愛




「社長!そのひと…呼んでもらえませんか!」


いやいや…まだ翼が書いたとは決まってないから


興奮気味の亘に押されつつも苦笑いで返事をした


「……確認してみるよ」



「ありがとうございます、社長!」


既に亘のなかでは翼=書いたひとで決定されているらしい



まったく…



でも、これを書いたのが翼だとしたら本当に良いデザインセンスを持っていることになる



街で出逢った仔猫ちゃんはとびきりかわいい天使だったようだな…



俺はその紙を折り畳みスーツのポケットにいれ会議室を後にした



翼が帰ってきたら確認してみようか



早く会いたいな、翼に


今日の夜ご飯は何にしようか


和食か?中華か?


なんにしろ翼と食べるものならなんだって美味しいからな



早く二人の家に帰りたい



















翼と一緒に