「なんだよ、その顔」
「いや…意外すぎて?絶句した」
「ま、見た目が見た目だもんな」
「森…溜まらねぇの?盛らねぇの?高校生って、ヤりてぇ…とか、一番思う年頃じゃねぇの?」
………って。
あたし、なんでこんな話を
森と真剣にしてるのよ…(;^_^A
「溜まらねぇわけじゃねぇけど…」
「じゃあ、なんで…?」
「こーみえても俺、一途で純粋なんだよ」
……一途!? 純粋!?
な、え、は!?森が!?
森が、一途で純粋で童貞!?
『一途』と『純粋』。
……………森とはどう転んでも
交わることのない単語だと
思っていた―…。
あ、ありえねぇ…。
ありえねぇありえねぇありえねぇ
ありえねぇぇぇぇぇ―!!!!!!
このときほど驚いたことは
なかったー…。

