翌朝。

森に昔と同じように、
容赦なく叩き起こされた。

森の力は昔よりも、
強くなっていた。


ま、痛くはないから、
たいしたことないんだけどね。


「みんなは…?」

朝が苦手な俺は、
まだうまく回らない頭を頑張って
動かしていた。


……かろうじて気づけたのは、
そんなことだけだったけど。



「先に学校行ったぞ」

「あ、まじ?もうそんな時間?」

「寝過ぎだ、バカ」

呆れた顔でそう言われた。


「今何時?」

「12時すぎた」

「……………(・・;)(;^_^A」

確かに、寝過ぎたな…。