「藤沢から鍵を貰ってください」

「………ハァ…」

「? 遥さん?ため息つくほど、嫌なんですか?」

「嫌じゃねぇけどさ〜」

「けど?」

「直視できねぇんだよ」

「…………はいっ?」

「なんつーの?こう…全てが整いすぎてんだよ。だからその…ま、まぶしい…?みたいな?」

「確かに、あの顔は、男から見ても、見とれますよね」

「だよなぁ〜。あーゆーのがさ、“パーフェクト”って、いうんだな〜。って思った」

「パーフェクト…ですか?」

「そ。パーフェクト」