「友姫」

「お兄ちゃん…? ………何?」

―――“それ”は、あまりにも
突然のデキゴトだった―…。



いつものように家に帰ると、
お兄ちゃんが、いた。




………お兄ちゃんが
いること自体は全然、
珍しいことじゃないんだけど。






お兄ちゃんの顔は、

真剣そのもので―…。



何があったのかと、

こっちまで緊張してきちゃう。