「似合ってんじゃん。な?楓」
「かわいいじゃねぇか。………顔以外は?」
一言余計じゃボケ!!!!!!
「注文は?」
「せっかくだから、メイドでいろよな♪周りの野郎共みてぇにさ。“ご注文はお決まりになりましたか?ご主人様”って言えよな」
「なんでんなこと…」
「俺らは、客だぞ??」
ゔっ…。
そ、そう言われると〜…。
つーか悠、実の妹にまで、
ドS発揮してんじゃねぇよ、
バカ!!!!!!!!
「わかったよ!!やりゃあいいんだろ!?やりゃあ!!」
こうなったらヤケクソで、
やってやるよ!!!!
完璧に、
メイドを演じきってやる!!!!!!
「ご注文はお決まりになりましたか?ご主人様」
あたしは、
この上ないくらいの笑顔で、
悠と楓に言った。
「「…………ブプッ……」」
そしてまた、大爆笑されたことは
言うまでもないー…。
というかひたすらずっと、
遊ばれ、笑われ続けたー…。
何この、精神的苦痛……。