「森、それ…」
「三神(ミカミ)にヤられた…」
振り返ったそこには、
“執事の森”がいたー…。
「執事…森が、執事!!(笑)」
ヤバい!!
さり気似合ってるし!!
つか、様になってる!!!!
………なんか異様に、
ムカついた。
“森のクセに…”って。
「森!!」
「遥?」
「ぜってー、森には負けねぇかんな!!」
「………は?」
「お、遥が俄然ヤル気になった」
「執事とメイドか〜。ぴったりじゃん」
「だな」
「売り上げが楽しみだな」
「「だね」」
潤と健と彼方が、
そんな会話をしていることも、
売り上げに関するボーナスも、
あたしは、知らなかったー…。
そんなこんなで、
ある意味生き地獄の、
文化祭は始まったー…。