「クソあちぃなぁ!!!!!!」


翌朝。

体育祭にもってこいの天気…
雲一つない晴天だった。



「まじ、信じられねー…」

こんな炎天下の中、
走りたくねぇ…。


「遥、次100mだろ?」

「あ?あぁ」

「ちなみに遥、自己ベストは何秒?俺は、15秒50〜」

と、潤は言った。


「俺は〜………忘れた」

最後に100m走ったのって、
小学生だったし。


中学のときは、走らなかった。