「…そういえば雪は何でこの学園に入ってきたんだ?」
そーちゃんがフと疑問に思ったらしく質問してくる
「さぁ…」
「雑!!雑すぎる!!
……あれ、デジャヴ。さっきと反対だけど」
「なんか母親に行かない?って聞かれたから行く☆ってなっただけで…
…あ、そういえばここに知り合いがいて
勧められた的な事言ってたなぁ…」
「知り合い…?教員の方に?」
「んー…たしか名前はー…
田中 奏多(たなか かなた)だった」
「!!」
「!!」
2人は名前を聞いた瞬間、目を見開いた
「え、龍ちゃんも驚くの?
何、有名な人な感じ?」
「…そ…その上から読んでも下から読んでもたなか かなたになる名前は…」
「え、そんな覚えられ方なのその人。」
「この学校の理事長だ…!!」
ゴクリ…と喉を鳴らしてそーちゃんは言う
「…無視か、私の事はガン無視か。
ってかなんでそんなシリアスな雰囲気だしちゃってんの」
「馬鹿!!
お前は理事長の恐ろしさを知らないからそんな阿呆みたいな顏してられるんだ!!」
龍ちゃんは声を荒らげる。
私の中でクールキャラだった龍ちゃんが取り乱すなんて…
なんかショックだ
クールキャラの称号はなしにしよう。
「…ってか龍ちゃん失礼!!
阿呆みたいな顏はいつもの事だよコンチクショー!!」
「悪ぃな、つい本音が」
「うっかりさんか!!」
「そんな可愛いもんじゃねーよ」
「とか言いながらちょっと照れてんじゃん!
うっかりさんとか言われて嬉しいの!?」
「……それより理事長の事だろ」
「ッハ!忘れてた!
あれ、そーちゃん何してんの」
「俺なんて…うっかりさんの言葉で忘れられる存在なんだ…」
地面にのの字を書きながらキノコを生やしてるそーちゃん
ウザい。
(まぁ、確かに忘れてたけどね!!)
悪気はないよ
多分

