あれから数分後
あのイケメン不良に職員室まで案内してもらってる。
ちなみにイケメン不良の名前は
篠崎 龍夜(しのざき りゅうや)だそうだ。
遠慮なく龍夜さんと呼べと言われたので
龍ちゃんと呼ぶ事にした。
「ねぇ、龍ちゃん龍ちゃん」
「ちゃん付けやめろ」
「ねぇ龍にゃん龍にゃん」
「……ちゃん付けでいい」
「あ、そ。
…まだ職員室着かないの?」
「もう着く ……あれだ」
曲がり角を曲がり
目に入った職員室と書いてあるプレート
「え、趣味悪(笑)」
「(笑)とかいうな。
…まぁ、俺もそう思う」
プレートの色は銀に紫の文字だった
実に読みにくい。
「なんなんだろう
プレートを豪華にしたかったのかな
それにしても趣味悪いでしょ…
…ッハ!!
もしや…宗教か!?」
「ちげーよ」
「龍ちゃんノリわるーい」
「お前のノリが変なんだ
…いいから入るぞ」
「いえっさー!」
ビシッと敬礼すると、とても残念な目で見られた。何故。
少し落ち込んだ雪を置いて引き戸を開ける龍夜
ガラッ
「っちわー」
ずんずんと進んでいく龍夜を見て雪は慌てる
「あ、ちょ、ま……失礼しまー
した」
(…そうだ、家に帰ろう。)
現実逃避?違います
ただちょっと帰りたくなっただけ。

