*桜ノ月光*




そして千秋さんはこの世からいなくなった。



千秋さん……。


「かあ…さ…ん…。母さん!!」



初めて千秋さんを母さんと呼んだ。



泣きながら…母さんと叫びながら俺は…泣いた。


時間が過ぎ、気持ちが落ち着いてきた。


こんなに乱れたのは何年ぶりだろうか。