「最後に柚月君…桜に伝えてほしいの…」


「…はい」


「私がいなくなっても諦めてはダメ。ずっと私達は諦めてきたわ。けど桜は諦めないで」


「桜なら大丈夫。愛してるわ」


「必ずや姫様…いや桜に伝えます」


「柚月君…あなたも愛してるわ…。息子のように育てたあなたも…」


「ありがとう…ございます…」