どうにか千秋さん達を救えないのかと考えている間も時間は刻々と過ぎていった。


プルルルルッ


そろそろか…。


「はい」


『時間だ。今すぐ会場に来い。』


「…わかりました」


プチッ



外は嵐。強風でガタつく窓。そして救いたかった人の涙。