*桜ノ月光*





俺と千秋さんは居間に行く間無言だった。



「お話って?」


「桜にいつ真実を言うんですか?」


千秋さんは目を閉じ「絶対に言わない」と言った。


「私が封印の儀を遂行するまで言わないわ」


「どうして…?」



理由はなんとなくわかる…。千秋さんのことだ。きっと…。



「言えば桜は私を止める。封印の儀をさせないために」