*桜ノ月光*





それから華輝姫の伝説を話しながら桜の家に帰った。



「あらお帰りなさい」


「ただいま!」



この人が桜の母。
現華輝姫だ。



「千秋さん…ちょっとお話があります」


千秋さんは微笑み「わかったわ」と答えた。


バカな俺でもわかる。
悲しすぎる笑顔だと…。