「先生…保健室…」 気づけば手を上げていた ボーッとしている今のあたしにはみんなの視線は不思議と気にならない 「具合でも悪いのか?」 「…はい」 「わかった。気をつけろよ」 すみません、と言い、あたしはフラフラと静かに教室を後にした