「今ノックの音聞こえたよー」


「誰だよ。」


「おい、兄貴ー・・・」


「めんどくさい・・」


「・・・ウチ出て来るよ?」


「ごめんね凛華ちゃん」


「いえー」


・・・って、おいーーー!!

いいのかぁ~生徒会!!


「ってか~誰ー?どーぞー」


ガチャ


「失礼します。って、えっ!?」


あはは、驚くよねー。

そりゃ、学年一目立つ女子生徒が生徒会室に居たら。


「えっとー、会長ー?あね、陸斗くんの事か・・、中いるよー」


「失礼します。」


うわぁ~~~。礼儀正しい子だねぇ~。

でも、可愛いねー、この子。



「あ、さんきゅー☆」


「いえ、後・・放課後来るように伝言が・・」


「またか・・wめんどいな」


あはは。
生徒会長の台詞とは思えない一言。


「では、失礼します。」


ペコっと頭をさげ女の子は出ていった。



「相変わらずだなー、兄貴」


「なにがー?」


なにが、相変わらずなんだろー?


「モテるなぁーってw」


あーね、なるほどー。


「・・・」


莉歌・・・
妬いちゃったー?


「莉歌ー?仮眠室いこぅ?」


「うん」