ウチは、さっさと荷造りをした。

荷造りは、すぐに終わった。


階段を降り、施設を出る。

誰しもウチに気づいてない。


「お待たせー」


「え?早かったな・・・。てか荷物そんだけ!?少なっ」


雷斗は、どんくらい荷物を持って来ると思ったんだろー・・・。


「別に少なくないでしょー」


ウチの荷物は、旅行用の鞄に丁度よくおさまっていた。



「かせ。」


雷斗に荷物を奪われた。


「別にそんくらい自分で持てるしぃ~」


ま、いっかー



そして少し歩いた所にある公園の近くに来た。
すぐそばには、黒の車が止まっていた。


「あ・・・」


公園では施設の子が遊んでいて、その近くには先生がいた。


ウチは、軽く頭を下げ

ありがとうございました

と、言い車に乗り込んだ。