ドリンクとタオルを取って、休憩がてらそちらへ走る。 必死に走るが。 何て声をかけたらいいのか?なんて考えて。 何を話そう。 どうしてグランドにいるのか、とかか。 追いかけた先には――――― 「亜実」 声が勝手にでていた。 大丈夫、活田にもらった強い勇気が俺の背中を押してくれる。