『お前が完全に戻るための、重要な何かかもしれないな』 そう言って笑う活田は、すべてを知ってるような顔をしていた。 穏やかな笑顔だった。 「重要な、何か……」 『メッセージ、かもな』 ヒカリのなかで。 サラサラと音がしながら、時がすぎていた。 ゆっくり、ゆっくりと。 それは、白いヒカリの中では目立つ、水色で。 時の流れを知らせてくれていた。 不思議な、夢だったんだ。