新しい砂時計(続編)



『和真くんには本当に感謝しなきゃいけない……』


なぜ、感謝なんかしなきゃいけないのか。
答えはたったひとつだけだった。





全部、俺のためだったから。





そう、誰でもなく、この俺のためだったんだ。
ばらばらだったものが一本になった。