今気づいたのか、また顔を青白くさせた。 そこが単細胞なんだよ。 「いや、あの…これは…」 「違うんですぅ…、あ…あのぉ…」 慌てて大好きな男達に弁解。 やることがバカ過ぎて、本気で呆れる。 だから嫌いなんだよ。 人間っていう生き物が… ま、私も人間だけど。 前では、ハゲた先生や他の先生達が慌てて何か言ってる。 ここにいても無駄…か。 もう一度女達を見たとき、男達と目があった。 ニヤッと笑って背を向ける。 背中に視線が刺さっていたけど、気づいてない振りをして講堂を後にした。